暮らすこと

なんて事のない毎日ですが、意外といろいろあったりもします。

お宝発掘


この時期は決算の関係上、

細々とした追い込みが増えます。


それに伴い、年に1度の見直しをすることも多く、

ワサワサした所を整えていきます。


パソコン内のデータが最優先ですが

その次があちこちの片付けです。



毎年やってるはずなのに

こんなの残ってた^^;という発掘もあって、

ゴミ出しやシュレッダーという

いつもより動きのある仕事をしています。




昨日のお宝はこちらでした。



絵本です。




全部で8冊の小さめの絵本。


娘が小さな頃に読み聞かせていたものです。




数年前、別居に至った頃は

なにもかもが一緒になってしまいました。


住む所を決めて家を出るまで10日程。


荷物を持ち出す余裕なんてなくて、

とりあえず大切な物を会社に保管していました。


産まれた時からの画像データ。

描いた絵や成績表や表彰状など、娘の記録もの。


段ボール1箱くらいです。



その中に絵本もありました。

全く覚えてなかったのです、私。


でも、見つけた瞬間は胸が痛くなりました。



娘は小さな頃から本が大好きで、

毎日毎日読み聞かせしていました。


まだひらがなの読めない3歳頃、

聞いた文章を覚えるようになり

そのうち読み聞かせしてくれるようになりました。


私がウトウトし始めると

「最後まで聞いて!」と起こされるのがお約束で⤴︎




絵本専用の備え付けの本棚を新居に作り、

1,000冊はあったかと思います。


とても大切にしていたけれど、

さすがに持ち出すことは出来なくて。


本棚の前でどうしようもなく切なくなり、

本当にこの選択で良いのかと不安しかなかったことを

絵本を見て鮮明に思い出しました。




娘に本を見せると

「何であるん??全部覚えてる〜♡」と大喜び。


1冊ずつあらすじを話し出し、

よく覚えているものだと驚きました。


私は全く思い出せなくて

今晩読み返してみようと思っています。




別居前後の記憶はあまり鮮明でなく、

とりあえずその日を過ごしていたんだと思います。


大きな選択もたくさんしたはずなのに

いろいろ曖昧です。


ただ、

「大丈夫、これで合ってるはず」

「大丈夫、今日はやれたはず」と

毎日毎日、答え合わせはしていたように思います。



ひとり親にしてしまって良かったのか?

それだけは、今でも正解だと思えません。


娘に申し訳ない気持ちを持ち続けていたから、

ここまでやってこれたのかもしれません。





この8冊を選んで段ボールに詰めたこと

「えらい!」ってあの頃の私に伝えたいな。


「大丈夫。この先何とかなるから⤴︎」って

あの頃の私に教えてあげたいな。



これから数年後に

「よくやったよね」って自分に言えるように、

まだまだ踏ん張らないとね。